東京都中野区様

個人情報を扱う追記業務前後の準備作業を簡略化
~「個人情報保護機能」がもたらす業務改革~

東京都中野区様(以下、中野区様)は、個人情報保護漏洩対策の運用基準が高く、住所や氏名変更時のマイナンバーカードの記載事項変更時の追記業務でも高いセキュリティを求めています。従来の追記プリンターは印字後のインクリボンに個人情報の印字跡が残るため、業務後に担当者が印字済インクリボンを鍵付きロッカーで保管する運用を徹底。
DNP券面プリントシステム(一体型)を導入後は、「個人情報保護機能」によりインクリボンの印字跡から文字を識別しにくくなるため、業務後の鍵付きロッカーでの保管が不要となり、翌日の開庁後すぐに追記業務を開始できるようになりました。
今回、DNP製追記プリンター導入前後での運用の変化や個人情報保護機能がもたらすメリットについて、中野区戸籍住民課マイナンバーカード交付係 林様にインタビューしました。(2022年10月7日取材)

記載事項変更時の追記業務もDNP券面プリントシステムで素早くキレイに!

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DNP券面プリントシステム(一体型)

DNP券面プリントシステムとは、自治体窓口での、住民の転入・転居、氏名変更などによる、マイナンバーカード、在留カード、特別永住者証明書、住民基本台帳カードの記載情報を変更する追記業務の効率化をサポートするシステムです。

中野区様の追記プリンター導入状況

中野区様は、人口33万人以上と大規模かつ特別区に指定されている自治体で、個人情報漏洩リスク防止を徹底しております。DNPのプリンター導入以前の従来プリンターもインクリボン方式でしたが、印字後のインクリボンには個人情報が残存。そのため、業務終了後に印字済インクリボンを鍵付きロッカーで保管する運用を余儀なくされていました。

DNP券面プリントシステム(一体型)は、印字後のインクリボンに残る個人情報を識別しにくくする「個人情報保護機能」が搭載されており、インクリボン管理負荷の削減を図る一策として2022年3月中野区本庁に1台を導入。その後もマイナンバーカードの交付率増加に伴い、2022年5月本庁に1台、地域事務所に5台、計7台で運用されています。

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中野区本庁 設置イメージ

採用の決め手は、インクリボン管理の業務改革が見込める「個人情報保護機能」

中野区様は、個人情報漏洩防止対策に基づく運用を徹底。従来プリンターでは印字済インクリボンに住所や氏名など個人情報が残存するため、業務終了後に印字済インクリボンを鍵付きロッカーで保管する運用を余儀なくされていました。
DNP製プリンター導入後は「個人情報保護機能」により印字済インクリボンの文字情報を識別しにくくなるため、インクリボン管理が簡略化しました。

個人情報残存のインクリボン管理に負荷がかかっている

印字済インクリボンの盗難・紛失による個人情報漏洩を防止するため、 1日の追記業務終了時にプリンターからインクリボンを取り外し、ロッカーへ保管。そして、毎朝職員様がプリンターにインクリボンを装填していたため、追記業務を開始するまでに時間がかかっていました。

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中野区 戸籍住民課 マイナンバーカード交付係 林様

林様
「従来の追記プリンターもインクリボン方式で、印字後のインクリボンには住所や氏名といった個人情報がくっきり残っていました。このインクリボンの盗難・紛失を防ぐため業務終了後は鍵付きのロッカーに保管していました。そして、毎朝職員が再びロッカーからインクリボンを出し、プリンターに装填する運用をしているので、追記業務開始までの準備に時間がかかることが課題でした。」

DNP製は「個人情報保護機能」搭載で鍵付きロッカーでのインクリボン管理が不要に

林様
「DNP券面プリントシステム(一体型)導入後は、『個人情報保護機能』によりインクリボンに残存する個人情報が識別しにくくなるため、従来プリンターで余儀なくされていたインクリボン管理が不要となり、業務前後の作業負荷を大幅に削減し、業務改革できたと考えています。」

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個人情報保護機能 ON(左)、個人情報保護機能 OFF(右)

操作画面はシンプルで使いやすく前回の追記プリンターからスムーズに移行

DNP券面プリントシステムのアプリケーションは、前機種である「DNP裏面プリントシステム」のお客様のお声を反映し、「自治体職員様が使いやすい」を意識して商品化。

林様
「機種が変わるということで導入直後は操作方法に不安がありましたが、使ってみると操作性も非常にシンプルで扱いやすいものだったので、従来システムからDNPのシステムへスムーズに移行できました。」

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DNP券面プリントシステムの操作画面(印刷画面)

印刷画面の印刷設定で、カードごとに印字濃度や大きさなどを変更可能。設定はカードごとに保存されるので毎回設定し直す必要なし。印字開始行や新住所や新氏名など変更内容は印字前にプレビュー画面で確認でき印字ミスを防止。

手書き独特の緊張感から解放!追記プリンター導入で印字品質を均一化

元々地域事務所では手書きで追記業務を実施していました。ですが、本庁で先行導入していた1台が職員様から好評で、この度新たに地域事務所5カ所でもDNP券面プリントシステム(一体型)をご導入いただきました。

林様
「お客様のカードに手書きするとなると、失敗できないという独特な緊張感があります。特にマイナンバーカードの追記欄は小さく、文字数や画数が多いとより追記に苦戦します。もちろん職員による手書きとなれば個人差も出てきます。さらに追記直後は問題ないですが、時間が経過するとともに手書きで追記した部分が薄くなってしまい、後日、再印字を希望される区民の方が来庁されたことがありました。」

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印字イメージ

DNP製はインクリボン方式で高品質な印字が可能。印字後にカードを乾かす必要がなく、すぐにカードを住民へ返却できるため1人あたりにかかる追記時間が短いことが特長。

林様
「DNP券面プリントシステムを導入してからは、区民のカードに書き込まなければいけないという手書きならではの気づかいが不要になりました。また、素早くキレイに・濃く印字が可能となり、薄れて再印字になることはないと思います。」

今後もDNP券面プリントシステムで高いセキュリティ環境を維持

引き続き、中野区様はDNP券面プリントシステムを活用し、区民の個人情報をしっかりと管理しつつ、素早く・統一された品質の追記業務を実施される予定です。

DNP券面プリントシステムのデモンストレーション動画(1分47秒)

製品の企画・販売元

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東京都清瀬市 庁舎

高知電子計算センター ロゴ

※その他、DNP券面プリントシステムの導入事例は、「 神奈川県小田原市様 」「 東京都小平市様 」「 神奈川県横浜市様 」の事例がございます。

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