公平性/信頼性を担保した算定結果を提供

DNPライフサイクルCO₂認証システム CO₂算定サービス

パッケージの原材料調達から製造・輸送・廃棄までのライフサイクル全体で 、CO₂排出量を算定。 第三者認証済みのシステムにて算定した結果を提供します。

CO2算定サービスとは?

サプライチェーン全体でカーボンニュートラルをめざす企業の取組みが加速しているなか、2023年5月には経済産業省と環境省がカーボンフットプリントの算定・表示等に関する実践的なガイドを公表するなど、企業はCO2排出量の可視化の仕組みづくりや情報開示を求められています。
組織のLCA(Life Cycle Assessment)を把握するにとどまらず、カーボンフットプリントを算定することで、実質的なCO2排出量の削減施策につなげることができます。

「DNPライフサイクルCO2認証システム CO2算定サービス」では、製品の原材料調達から製造・輸送・廃棄までのライフサイクル全体でCO2排出量を算定し、結果をご提供します。​算定結果はパッケージのCO2排出量把握、環境配慮素材を用いた製品のCO2排出量削減効果の確認など、削減施策の検討に活用できます。

CO2を算定するメリット

自社製品のCO2算定を行うことで、排出量の把握、削減効果のシミュレーションによる適切な削減計画が可能となります。また、削減効果のシミュレーションや、ステークホルダーに向けた情報開示にも活用できます。

対象パッケージ

食品・菓子、飲料、医療医薬品、トイレタリーなど、幅広い業界のさまざまな容器形態に対応します。
DNP受注品以外の算定も可能です。
記載のない形態についても、お気軽にご相談ください。

サービスのポイント

DNPでは、25年以上にわたり5000点以上の算定を実施する中で蓄積された一次データと豊富なノウハウを活用し、一般的な手法では算定が難しいとされる、バイオマス素材やリサイクル材等の環境配慮素材の算定にも対応しています。

DNPにて算定作業をおこない、算定結果を提供します。そのため、大掛かりなシステム導入は不要で、製品1点から算定可能です。継続的な費用や専門的な人員配置などを検討する必要がないので、手軽に算定結果を得ることができます。

一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)が運営する「SuMPO/第三者認証型カーボンフットプリント包括算定制度※」により認証された算定システムを活用し、公平性・信頼性を担保した算定結果をご提供します。
※ご提出する算定結果はGHG排出量をCO2排出量に換算した値です

導入事例

業種・業界 : 菓子メーカー
対象商品 : 菓子用 軟包装ピロー(巻き取り)
採用部門 : 調達部門
導入目的 : 排出量削減の計画立案、現状把握

概要
菓子メーカーA社は、将来的なCO2削減目標の設定や、削減計画の検討に向けて、自社商材のCO2算定を実施。DNPのCO2算定サービスは、現行商品の排出量を把握するために採用されました。

採用理由
・トライアルとして1点から依頼が可能(把握に当たっては、まずは数点からトライアルしてみたかった)
・1点当たりの価格感 (部門内で判断可能な金額内であった)

業種・業界 : 飲料メーカー
対象商品 : お茶・清涼飲料水用 プリフォーム
採用部門 : 設計開発部門
導入目的 : 仕様切替えによる環境負荷低減効果のシミュレーション

概要
従来品と、仕様変更後のプリフォームでの環境負荷低減効果の把握を目的に採用されました。

採用理由
・数点からの依頼が可能
・リサイクル材使用時の、シミュレーション結果が得られる

業種・業界 : 製薬メーカー
対象商品 : 顆粒タイプ(第二類医薬)用 軟包装パウチ
採用部門 : 製造部門
導入目的 : 仕様切替えによる環境負荷低減効果の把握

概要
CO2排出量を削減する環境配慮仕様検討のため、現行仕様(軟包装:顆粒分包)とバイオマス仕様でのシミュレーションに採用されました。

採用理由
・算定サービスのなかでも数少ないバイオマス素材に対応できるため
・算定だけでなく「ホットスポット分析」により、
CO2排出量が多く削減余地が大きいポイントが把握でき、削減策が検討できる

業種・業界 : 材料メーカー
対象商品 : スタンドパウチ
採用部門 : 設計開発部門
導入目的 : 削減効果の訴求

概要
従来品よりもCO2排出量の削減が見込まれる新製品の発表に向け、外部エビデンスとして採用されました。

採用理由
・第三者の承認済み算定結果として、展示会など対外的なコミュニケーションに活用できるため
(新製品のCO2削減効果を示すため、第三者機関での算定を検討していた。お披露目となる展示会までの時間があまりなく、間に合うソリューションとしてCO2算定サービスを採用)
 ※比較的安価で、1月程度で結果取得までできたため

導入までの流れ

最短3週間で算定結果を提供

ヒアリングでは、算定目的や、算定に必要な対象と製品の情報をこちらからお伺いします。ヒアリング内容をもとに算定可否を判断。算定できる場合の正式なお見積とスケジュールを提出させていただき、問題がなければご発注後に算定作業を進行します。第三者認証を取得したシステムで算定した結果をもとにレポートを作成し、ご提供します。
「どのアイテムの算定が効果的か相談したい」、「課題が整理しきれていない」などの状態からでもお気軽に問合わせフォームよりお問合わせください。

よくあるご質問

コラム・トピックス

コラム

ニュースリリース・トピックス

2023年6月22日 環境配慮パッケージングで2022年度は約17万トンのCO2削減効果を達成

2023年02月02日 第19回LCA日本フォーラム表彰で「会長賞」を受賞

2022年07月04日 「ライフサイクルCO2認証システム」で医療・医薬向けパッケージの算定を開始

2022年02月10日 JAPAN PACK 2022「日本包装産業展」に出展

2021年12月06日 パッケージのライフサイクルCO2を算定するシステムの第三者認証取得へ

未来のあたりまえをつくる。®